ポケットWi-Fiが遅くなった!?原因と対処法

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ポケットWi-Fiを使用していて、普段より遅すぎると感じたり、有線と比べてかなり不安定だと感じたりしたことはありませんか?

例えば、ネット動画がスムーズに動かない場合や、ネット上のファイルを開こうとしているのに中々開けないなど、症状はさまざまです。

スムーズな通信ができないと困りますので、原因と対策を知りたいと思うことでしょう。

そこで今回は、「ポケットWi-Fiが遅くなった」と感じる方に向けて、原因や対処方法などを解説していきます。

ポケットWi-Fiが遅くなった時にまず行っておきたいこと

「遅くなった」と感じたら、ポケットWi-Fiが原因なのか?それとも他に原因があるのか?数値でチェックしておくことが大切です。

まずは、現時点での回線速度を把握する事が重要です。

回線速度を測定するフリーソフトは、いろいろ用意されています。

例えば、パソコンであれば「Speedtest.net by Ookia」などがあります。

スマホの場合はiPhone用やandroid用のソフトもありますので、まずは速度をきちんと計測してみましょう。

数値 使用環境
0〜3Mbps 遅い・不通
4〜10Mbps 普通の速度
11〜20Mpbs 快適に近い速度
20Mbps〜 非常に快適な速度

上記のように、測定結果に対して快適かそうでないかが数字で把握できます。

現在の状態を知ることで、原因や対策を考えられるようになります。

例えば速度が出ているのに「遅くなったと感じる」場合は、デバイスの性能に問題があるかもしれません。

またポケットWi-Fiを移動したら、数値が変わるなんて場合もあります。

ポケットWi-Fiが遅くなった理由と対策

インターネットを使用していて遅いと感じる理由は、大きく分けて3種類あります。

  • デバイス(パソコン・スマホ・タブレットなど)に問題がある場合
  • ポケットWi-Fiの使用環境などに問題がある場合
  • ポケットWi-Fi自体に問題がある場合

ここからは、それぞれの原因と対策方法を紹介していきます。

デバイス側に問題があるケース

ポケットWi-Fi側でなく、デバイス側(パソコンやスマホ)に問題がある場合です。

もともと性能の低いデバイスを使用していることで動画が重い場合や、ウィルス感染している可能性もあります。

対策方法は?

例えばパソコンの場合は、ウィルスやハードディスクなどの容量、メモリー不足などで速度低下が起きることがあります。

また経年劣化でデバイスが何らかの故障を抱えていることも考えられます。

原因がデバイス側の場合は、デバイスを修理・修正するか買い替える必要があるでしょう。

ポケットWi-Fiの使用環境などに問題があるケース

ポケットWi-Fiの場所が悪い場合

そもそもWi-Fiは、障害物や障害壁などに大きく影響される電波です。

さえぎられる物が多いほど電波が弱くなると考えた方がいいでしょう。

対策方法は?

デバイスとポケットWi-Fiの距離を縮めてみましょう。

速度が回復するようであれば、Wi-Fiにとって大きな障害物があったということです。

事業者の基地局との距離があり、電波状態が悪い

基地局とは、ポケットWi-Fiの事業者が設置しているWi-Fi中継ポイントのことをいいます。

基地局との距離が遠いことで、受送信が遅くなってしまうことも考えられます。

対策方法は?

ポケットWi-Fiサービス事業者では、家庭用のアンテナを用意している場合があります。

電波の送受信をしやすくするために、ホームアンテナ利用を検討しましょう。

使用量オーバーになっていないか

ポケットWi-Fルーターは、通常1ヵ月に使用できるギガ数がプランごとで決まっています。

1GB・3GB・5GB・10GB・無制限などのプランをユーザーが選択しているということです。

1ヵ月の使用量をオーバーしてしまうと、通信速度に制限がかかります。

繋がらないわけではないのですが、かなり遅く感じてしまうでしょう。

対策方法は?

1ヵ月の使用量を計画的に使用していくか、自分に合ったプランに変更することで通信速度制限に引っかからないようにできます。

周波数帯が使用環境にあわない

現在ポケットWi-Fiには、2.4GHzと5GHzの2種類の周波数帯が用意されています。

2.4GHzの場合は比較的障害物に強いのですが、電子レンジなど家電にも使われている周波数なので、干渉が起きやすい弱点があります。

一方5GHzの場合は干渉は受けづらいのですが、障害物などに弱くなります。使用環境によって周波数を選ぶ必要があるのです。

対策方法は?

頻繁に電子レンジを使用する所でポケットWi-Fiを使う場合などは、5GHz帯で使用してみましょう。

また居間にポケットWi-Fiをおいて2階の寝室で使用する場合などは、2.4GHz帯で使用してみましょう。

ポケットWi-Fi自体が問題のケース

ポケットWi-Fiの調子自体が悪くなっている

ポケットWi-Fiも機械です。使用しているうちに劣化していきます。

対策方法は?

修理に出すという方法もありますが、数年経過しているのであれば、新しい物に買い替えた方がいいでしょう。

ポケットWi-Fiの性能が低いものを使用している場合や設定ミス

近年はさまざまなサービス業者からポケットWi-Fiが提供されています。

似たデザインでも、性能差が大きいものもあります。

最初から遅い場合は、ポケットWi-Fiの性能が低い物であったり、契約しているサービス会社が悪く、遅い場合などが考えられます。

また一般的なポケットWi-Fiには、バッテリー優先モードが搭載されています。

バッテリー優先モードにしている場合は、速度が遅くなります。

速度優先モードに変更してみましょう。

対策方法は?

実際の回線速度を計測し、いろいろな理由を考察しても速度が上がらないという場合は、ポケットWi-Fiそのものの能力が低い可能性があります。

この場合は、買い替えや機種変更が解決策です。

まとめ:ポケットWi-Fiが遅くなった!?原因と対処法

いかがでしたか?今回の内容をまとめると以下の通りです。

ポケットWi-Fiが遅くなったと感じたらまず何をすべきですか?
何が原因かを切り分けるためにも、まずは現時点での回線速度を開くするのが重要。

Speedtest.net by Ookia

上記のようなフリーソフトでまずは速度計測し、下記表のどのゾーンに該当するかチェック。

  • 0〜3Mbps 遅い・不通
  • 4〜10Mbps 普通の速度
  • 11〜20Mpbs 快適に近い速度
  • 20Mbps〜 非常に快適な速度
ポケットWi-Fiが遅くなった理由として考えられることは?
  • デバイス(パソコン・スマホ・タブレットなど)に問題がある場合
  • ポケットWi-Fiの使用環境などに問題がある場合
  • ポケットWi-Fi自体に問題がある場合

主にこの3つが原因。

今回は、ポケットWi-Fiを使用していて遅くなったと感じている方に向けて、原因と対策をご紹介しました。

1つずつ対策を実施してみて、何が原因かを突き止められれば後は対策するだけです。

少し面倒かもしれませんが、1つずつ原因を潰していってください。