ネット回線を賃貸で選ぶ際のポイントは?

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賃貸でネット回線を利用したいけど「対応しているか分からない」「どうしたら使えるようになるの?」など、さまざまな疑問・不安を抱えて困っている人も多いでしょう。

どのようなネット回線が、どのように利用できるのかは、「賃貸物件の回線状態」によって変わります。

当記事では賃貸物件の状態別に、ネット回線を利用する5つの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ネット回線を賃貸で利用する方法とは?

賃貸でネット回線を利用する場合は、「物件内で回線がどこまで来ているのか」によって対応方法が変わります。

まずは、下記を参考に居住する物件のネット回線状態を把握しましょう。

物件の状態 回線の状態 契約/工事
「ネット完備」表記あり 部屋まで回線あり 不要
「ネット対応」表記あり 共有部まで回線あり 必要※
「光ファイバー対応」表記あり
ネット未対応(上記以外) 物件に回線が届いていない

※モバイル回線を利用する場合は工事不要

基本的に、ネット環境を完備している賃貸物件以外は、モバイル回線を除いて工事が必要です。

上記表にある「賃貸物件の状態」と照らし合わせながら、下記5つの方法を検討してみましょう。

また、物件内に光回線が届いている場合は、「フレッツ光」または「光コラボ」のケーブルであるケースがほとんどなので、その他の光回線を希望する場合は注意しましょう。

方法 主なメリット 主なデメリット
物件完備の回線を利用する

(※フレッツ光・光コラボ限定)

通信速度が安定したネット回線をすぐ使える 契約のみ・工事要らず
光回線に申込み利用する

(※フレッツ光・光コラボ限定)

通信速度の安定

1~2時間の工事で済む

工事費用・手間が発生する
光回線に申込み利用する

(※その他の光回線)

好きな光回線を選べる 屋内外の工事が必要
モバイル回線に申込んで利用する 持ち運び可能 機器のタイプによって使用範囲・通信制限あり
モバイル端末のテザリングを使う とにかく安い、すぐ使える 通信制限あり

方法1:物件完備の回線(フレッツ光・光コラボ)を利用する

「ネット完備」の表記がある賃貸物件は、すでに各戸内に光コンセントの設置を確認できるはずです。

原則工事不要ですが、フレッツ光・光コラボの契約を交わさない限り利用できない状態なので、使用開始時期を見計らって手続きを終えておくと良いでしょう。

方法2:光回線(フレッツ光・光コラボ)に申込み・工事を経て利用する

「ネット対応」「光ファイバー対応」と表記がある賃貸物件は、共有部まで光回線が届いている状態です。

光ケーブルを各戸内にまで引っ張り込む工事を依頼すれば、すぐに利用できます。

工事するには、大家さん・管理会社の許可が必要となるので、忘れずに事前報告しましょう。

方法3:光回線(その他)に申込み・工事を経て利用する

フレッツ光・光コラボ以外の光回線を希望する場合は、専用ケーブルを物件まで繋げるための「屋外」「屋内」2つの工事が発生します。

「物件の構造上ケーブルを引き込めない」「ネット回線の対応エリア外」である場合は、工事不可(ネット回線利用不可)となりますので、対応可否を前もって調べておくのが大切です。

方法4:モバイル回線に申込んで利用する

工事費用・手間を削減して手軽にネット回線を利用したい場合は、モバイル回線がおすすめです。

主な例を挙げると、ポケットWi-FiやSoftBank Airが該当します。

ただSoftBank Airの場合は、「対応エリアに該当している」ことに加えて、本体のコンセント接続が必要です。

どこへでも持ち運べるポケットWi-Fiと比べると、外出先での使用範囲が狭まるため、十分に検討しましょう。

方法5:モバイル端末のテザリングを使う

新しく専用機器を用意せず、工事不要で手軽にネット回線を利用したい人は、テザリン機能の活用もおすすめです。

各モバイル端末のオプションプランとなっているため、格安料金でいつでも気軽に申込み・利用できる魅力があります。

ネット回線を賃貸で選ぶポイント3つ

賃貸でネット回線を利用する場合は、下記の3つのポイントを見落とさずに確認しましょう。

  • その1:ネット回線の提供エリアであるか確認する
  • その2:管理会社・大家さんから工事の許可が降りるか確認する
  • その3:申込みからネット回線開通までの期間を確認する

光回線の利用を検討している場合は、「その1」「その2」が重要になってきます。

「その3」においては、開通時期の遅れによって、ネット回線を必要とする作業に支障が出る可能性もありますので、十分な注意が必要です。

速度問題が気になる!安定で選ぶなら光回線?

費用面で考えると「モバイル回線」「テザリング」が魅力的ですが、通信速度と安定性が気になる場合はおすすめができない方法です。

光回線の持ち運びはできませんが、どんなネット回線よりも通信速度と安定性に優れています。

条件を満たした物件に住んでいるのであれば、工事費用や手間が発生しますが、ストレスを感じるリスクが低い「光回線」を検討してみましょう。

まとめ:ネット回線を賃貸で選ぶ際のポイントは?

いかがでしたか?今回の内容をまとめると、以下の通りです。

ネット回線を賃貸で使いたいのですが、自宅の物件は工事が必要ですか?
物件の状態によって違うので以下を参考

  • 「ネット完備」表記あり=契約・工事不要
  • 「ネット対応」表記あり=契約・工事必要
  • 「光ファイバー対応」表記あり=契約・工事必要
  • ネット未対応(上記以外)=契約・工事必要

※モバイル回線を使用する場合は工事不要

ネット回線を賃貸で使う方法にはどのようなものがありますか?
一般的に以下5つの方法がある

  • 物件完備の回線を利用する(※フレッツ光・光コラボ限定)
  • 光回線に申込み利用する(※フレッツ光・光コラボ限定)
  • 光回線に申込み利用する(※その他の光回線)
  • モバイル回線に申込んで利用する
  • モバイル端末のテザリングを使う
通信速度が気になるのですが、やっぱり光回線がいいですか?
モバイル回線やテザリングのように持ち運びできない欠点はあるが、通信速度や安定性は圧倒的に光回線が優れている

賃貸でネット回線を利用するには、物件の回線状況・設置条件に応じて絞り込みましょう。

特に「ネット完備」「ネット対応」「光ファイバー対応」の物件であれば、フレッツ光・光コラボの利用が「ほぼ可能」です。

ただ、光回線にも種類があり、それぞれ特徴も異なりますので、気になる回線があれば事前に対応エリア・工事可否を確認してみてください。