光回線なのに「遅いな~」と感じたり、時間帯によってブラウザが中々開かないと感じたりしたことはないでしょうか?
恒常的に遅い場合や突発的に発生している場合など、回線が遅くなってしまう理由は多種多様です。
光回線をとにかく速くしたいと思っている方へ向けて、ここでは遅くなる原因から速くするための方法までを解説します。
ネット回線を早くするためには、原因を究明することが近道
光回線がなぜか遅いと思っていても、その原因が究明されていないのであれば手の施しようがありません。
まずは原因を究明することが最優先です。
ネット回線が遅くなる5つの原因
ネット回線が遅くなってしまう理由として、大きく分けて5つの原因が考えられます。
この5つの原因のうち1つ、もしくは複数が組み合わさって回線速度が落ちている可能性があります。
①パソコン本体などの接続機器のケース
パソコンにウィルスやマルウェアなどが侵入したり、パソコン自体が故障しているケースです。
またはパソコンのスペックが低すぎることによるネットの処理速度低下も考えられます。
②インターネット周辺機器のケース
光回線には通常、ONUやルーター、そしてWi-Fiを使用していればWi-Fiルーターや子機、そして中継ハブなどが使用されています。
この機器の不具合や、古いバージョンなどによって速度が低下しているケースです。
③LANケーブルなどのケース
ただのケーブルだと思って見落とされがちですが、これが理由で遅くなっていたり繋がらなかったりということが結構あります。
LANケーブルの断線や古い規格のケーブルなどによる速度低下も疑ってみましょう。
④お住まいに問題があるケース
これは集合住宅で光回線を使用している場合に起こりえます。
集合住宅の共用部分までは光回線になっていても、各部屋に分配される配線がアナログ(VDSL)方式になっていると光回線本来の速度が発揮されません。
⑤プロバイダに問題があるケース
プロバイダは、光回線を使用する際の出入口やセキュリティ、混雑回避などの役目を担っています。
プロバイダのサービス網が貧弱であったり設備が古かったりすること、そして利用者が過大である場合には、速度低下が起こりやすいといえます。
例えば古い方式の接続しかできないことで、そもそも速度が遅いケースもあります。
IPv4という古い接続方式では、利用者が多数いるため渋滞が起こりやすいのです。
一方新しいIPv6接続方式であれば、安定した速度が期待できます。
ネット回線が遅くなっている原因の探し方
ここでは、原因を知るための方法を解説していきます。上記の問題ケースに沿ってご説明します。
①パソコン本体などの接続機器のケースを追求
他の接続機器(パソコン)があれば、一度それで試してみましょう。
接続機器が原因だと考えられる場合は、能力を調べてください。
例えばパソコンの場合、Windows7以下でメモリーが1GB以下の場合は、遅くなる確率が上がります。
またウィルスチェックも行いましょう。
②インターネット周辺機器のケースを追求
周辺機器を一度リセットして、解消するか試してください。
Wi-Fiの場合は、他の電子機器が干渉していないかチェックしてみましょう。
またWi-Fi子機の不具合で、繋がったり繋がらなかったりもします。
③LANケーブルなどのケースを追求
手っ取り早いのは、新品で規格の新しいケーブルと取り換えて使用してみることです。
④お住まいに問題のあるケース
管理会社や大家さんに連絡して、接続ケーブルの状態をチェックしましょう。
これが問題の場合は、解決に時間がかかる場合があります。
⑤プロバイダに問題があるケース
まずは、現在のインターネット速度を知る必要があります。下記の方法などで調べましょう。
快適な時間とそうでない時間がある場合は、両方の速度の測定が必要です。
恒常的に速度が遅い場合は、24時間速度が遅い状態になると考えます。
参考までに、下記に快適にインターネットができるとされる速度を記載します。
- サイト閲覧、SNS閲覧……1Mbpsより↑
- 動画視聴……5Mbpsより↑
- 4K動画視聴……25Mbpsより↑
- オンラインゲーム……100Mbpsより↑
原因が分かったら対処しましょう
原因が分かれば対処方法も分かります。適切に対処することで、速度の回復が得られるはずです。
まとめ:ネット回線を早くするためには?
いかがでしたか?今回の内容をまとめると以下の通りです。
ネット回線を早くするにはまず何から始めればいいですか? |
まずはネット回線が遅くなる原因を究明すること。
原因が分かれば対処できるので、まずは以下5つの原因を1つずつあたってみる。
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ネット回線が遅い原因が分かったらどうしたらいいですか? |
原因別にそれぞれ適切な対処を取るべき。
上記の1~3までが原因の場合は、自分で機器をリセットしたり買い替えたりすれば解決。 4~5の場合は自分だけでは解決できない問題なので、対処をお願いするべき。 プロバイダの通信速度がそもそも遅い場合は、乗り換えも要検討。 |
光回線が「遅い、もたついている」と感じて速くしたい場合は、まずその原因を究明することから始めましょう。
原因不明だと、最終的に時間や費用も掛かってしまうことが多いです。
原因究明→対処→解決という進め方が結果的に早急な問題解決につながるでしょう。