ネット回線の工事費はどの位かかる?

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「お住まいになっている」、もしくは「お住まいになる予定の一軒家やアパート」にネットを開通させたいとなれば、基本的に回線業者による回線工事が必要となります。

その工事費は、皆さんがネットを始めるにあたり、大きな負担になることもあり得ますよね。

ここでは、ネットを始める際の工事費用をケース別にまとめて、わかりやすく解説していきます。

ネット回線の工事費:一軒家で初めて開通させる場合

一軒家にお住まいで、初めて光回線を開通させる場合には、回線工事は近くの電柱から光回線を引き込み、ご要望の場所に光コンセントを設置する必要があります。

一般的な工事費用としては、18,000円から40,000円前後かかることが多く、フレッツ光コラボなどの場合は、比較的安くそれ以外は高い傾向になります。

回線事業者ごとの工事価格目安

  • ひかりコラボ回線(So-net光プラスなど)…26,400円
  • auひかり…41,250円
  • NURO光…44,000円

各社によって、工事費にバラツキがある点がポイントです。

ネット回線の工事費:マンションで初めて開通させる場合

マンションタイプの場合は、新築や中古、そして先住されていた方の状況などによって、開通方法が大きく変わります。

すでにマンションなどに光コンセントが来ている場合

新築の場合や先住の方が光回線を利用していて、光コンセントが部屋に残っている場合は、回線工事費が定額で済む可能性があります。

この場合でも、回線工事や費用のかかる可能性がある場合を下記に記します。

  • NTTコラボやSoftbank回線であるが、au光やNURO光を使用したい場合
  • NTT側に現在の光コンセントの情報がなく、訪問して現況確認が必要な場合
  • 現在ある光コンセントではなく、他の場所で使用したい場合
  • 光コンセントまでの回線やコンセントが故障していた場合
  • 新築の場合であっても、コンセントだけあり回線が開通していない場合
  • 2回線開通させたい場合
  • ひかりテレビの申し込みも行う場合

などが挙げられます。この場合工事内容によって費用が変わってきますので、回線業者に費用を問い合わせするのがいいでしょう。

マンションなどの共用部分に光回線が来ている場合

この場合は、光回線を開通させるために共用部分からご自宅内まで光回線工事をする必要があります。

回線工事費用も発生します。

回線事業者ごとの工事価格目安

  • ひかりコラボ回線(So-net光プラスなど)…26,400円
  • auひかり…33,000円
  • NURO光…44,000円

マンションなどに一切回線が来ていない場合

この場合は、マンション側がネット環境を設備していないことになります。

賃貸の場合は、大家さんや管理会社に光回線の相談・許可を得てから開通させることが基本です。

特に注意しなければならない物件といえます。

まずは、大家さんからの了解や近隣の方への了解も頂きましょう。

回線工事に当たっては、大家さんや住まわれている方の大多数が光回線開通を希望していれば、マンションタイプを利用するための工事をマンション全体で行うことも可能です。

ただマンションなどでは、全体的な光回線開通となるには住人会議や打ち合わせなどで時間もかかることになります。

時間がかかるのが嫌な方や、マンション全体で光を利用しない場合は、自分の部屋だけに回線を引く工事をすることになります。

この場合、マンションタイプではなく一軒家(ホーム)タイプと同様の工事内容、工事費となります。

10階建の屋上階に住んでいるなどの場合は、配線工事自体が景観を損ねたりする可能性もあるので、近隣の方にあらかじめ了解を取っておくことも重要となります。

ネット回線を工事費なしで利用するには

できれば光回線を自宅に開通させたいと思っていても、回線工事が難しいことや大家さんから許可の出ない場合もあります。

また工事費が高いと感じてしまう方もいると思います。

最近では、もしご自宅が提供エリア内であれば、回線工事のいらないポケットWi-Fiや設置型のWi-Fiの提供を行っている会社も多数あります。

例えばSoftbank Airの場合は、月額4,880円です。WIMAXの場合は、月額3,411円で利用できます。

まとめ:ネット回線の工事費はどの位かかる?

いかがでしたか?今回の内容をまとめると以下の通りです。

一軒家のネット回線の工事費はいくらになりますか?
回線事業者にもよるが、およそ25,000~45,000円の間くらいのコスト。光コラボ系は安い傾向にある。
マンションのネット回線の工事費はいくらになりますか?
マンションなどの集合住宅の場合は状況によって開通方法が大きく変わる。

  • すでに光コンセントが部屋に設置してある場合は、工事費が定額で済む可能性がある
  • 部屋に光コンセントはないが、共用部分までは光回線が来ている場合は、およそ上記の一軒家の工事費用と同程度のコストがかかる
  • マンションに一切回線が来てない場合は、まずは大家さんや管理会社の許可が必要。住人の大多数が賛成すればマンションタイプの工事を全体で行うこともあるが、そうでない場合は一軒家タイプと同様の工事費用を個人で払うことになる
ネット回線を工事費なしで利用することはできますか?
自宅が提供エリア内であれば、回線工事のいらないポケットWi-Fiや設置型のWi-Fiを使うという手段もある

今回はネット回線(光)を開通させるための工事費に関してお伝えしました。

工事費は、工事内容・回線事業者によってかなり違うのが現状です。

回線工事をお願いする前に、回線事業者の特長やランニングコストなどを総合的に判断して選ぶことが大切でしょう。