光回線が夜に遅いのはなぜ?

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わざわざ光回線にしているのに、日が暮れて夜になると動画が「カクカク」となってしまったり、ネットサーフィンしたくてもなかなか読み込まなかったりなど、夜のネット環境にお困りではないでしょうか?

このページでは、光回線が夜に遅くなってしまう原因と解決方法を解説していきます。

光回線が夜に遅くなる基本原理

光回線が夜に遅くなってしまう最大の要因は、簡単に言うと「インターネット利用者が急増するから」です。

例えば、昼間には主婦の方がネットを利用するとします。

日が暮れたころからお子さんが帰ってきてネットを利用し、夜はお父さんが仕事でネットを利用。

もしくは家族でネットフリックスなどを視聴することもあるでしょう。

これが近隣の住宅の多くで起こっていることで、速度低下が誘発されます。

通常の光回線事業者では、理論値上のインターネット速度は下りで1Gbpsとなっています。

しかし、戸建てであってもこの速度は難しいといえます。

なぜなら、住宅周辺の1本の電柱にあるハブから光回線が分配されているからです。

マンションなどの集合住宅の場合はより顕著で、光回線が共用部分から分岐して各部屋に分配されているケースがほとんどですので、速度低下になる確率は戸建てよりもさらに高いです。

光回線速度が夜に遅くなるそのほかの原因

基本的には上記の理屈の通りですが、それにしても夜の光回線速度があまりに低下しすぎと思える場合もあるでしょう。

その場合、ほかにも原因が考えられます。

プロバイダや光回線事業者に問題が起きている可能性

「そもそも回線事業者とプロバイダって何が違うの?」と疑問に思う方も多いかと思います。

結論としては、回線事業者とは光ファイバーなど物理的に回線を提供している事業者。

プロバイダはその回線をネットに接続するためのサービスを提供している会社です。

回線事業者もプロバイダも同様なのですが、これらに問題が起きているかを確認するには、近隣の方からの情報を集めていくのが大切です。

近隣住人の多くが光回線なのに遅いと感じている場合、例えばほとんどの人がNTT系の回線であれば、回線事業者側でパンクしている可能性が高いといえます。

一方近隣情報では多くが自分と同じNTT系列なのに自宅だけ遅いという場合は、プロバイダに起因している可能性があるでしょう。

光回線速度が夜に遅くなる場合の3つの解決方法

ここでは、夜に光回線が遅くなったときの3種類の解決法を解説します。

光回線業者を混雑の激しいところから変更する

一般的に回線事業者の利用者数が多ければ多いほど、回線の混雑は避けられません。

回線業者を思い切って変えることで、夜でも快適利用ができる可能性があります。

例えばNURO光に変更した場合は、一般的な光回線の2倍の理論値速度になります。

プロバイダや回線事業者の問題であれば変更する

先ほど解説したように、現在利用しているプロバイダや回線事業者の利用者が多いと、お住まいの地域がパンク状態になることがあります。

また上記以外の可能性として、お住まいの地域が提供エリアであっても、設備不足で速度管理や維持ができていないことも考えられます。

こういった場合はプロバイダや回線事業者を変更することで夜間の光回線速度が改善する可能性が高いです。

家庭内のネット周辺機器のチェック

回線事業者とプロバイダ側で不具合が見つからなければ、家の中で設置使用している機器類(ONU、ルーター、LANケーブル、Wi-Fi機器など)に問題がある可能性が生まれます。

こちらのチェックをするとよいでしょう。

Wi-Fi接続をしていて遅いと感じた場合は、有線接続で快適になるか試してみましょう。

またWi-Fi接続の際に2.4GHzを利用しているようでしたら、電子レンジなどと同じ周波数なので、5GHzで使用してみるのも解決のカギです。

そのほか、IPv4という古い接続方式で接続している方は、新しいIPv6接続方式で接続できないか試してみましょう。

もともと渋滞になりやすいIPv4接続よりも、渋滞しづらいIPv6接続をする方が快適なネット利用が期待できます。

まとめ:光回線が夜に遅いのはなぜ?

いかがでしたか?今回の内容をまとめると以下の通りです。

なぜ光回線は夜に遅くなるのですか?
基本原理としては「夜間にインターネット利用者が急増する」ことが理由。

利用者が増えるほどネット環境が混雑して通信速度が遅くなってしまう。

光回線速度が夜に遅くなる原因は他にありますか?
基本原理以外の部分としては、プロバイダや回線事業者側で問題が起きている可能性もある。
光回線速度が夜に遅い原因を解決する方法はありますか?
  1. 光回線事業者が混雑している場合は変更する
  2. プロバイダ側の問題であればプロバイダを変更する
  3. 家庭内のネット周辺機器に問題がないかをチェックする

上記3つを試すことで改善する可能性が高い。

今回は光回線速度が夜にダウンしてしまう原因や、3種類の解決法をご紹介しました。

夜に遅くなってしまう基本原理の通り、そもそも論として夜間の回線速度低下はある程度仕方ない部分もあります。

しかし、回線事業者やプロバイダの変更、ネット周辺機器のチェックなどで改善できる場合もありますので、ストレスに感じる方は今一度見直してみてはいかがでしょうか。