光回線を無線LANで使えるようにするには?

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有線LANであれば快適な速度でインターネットが楽しめると思いつつも、スマホやモバイルゲーム機などでは有線LANが使用できないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

また、ノートパソコンに買い替えて家のどこでもインターネットを楽しみたい方や、オンライン会議を静かな部屋に移動して行いたい方も増えていることでしょう。

今回は、いままで有線LANしか使用していない方が、無線LAN(Wi-Fi)を利用しようと思い立ったとき、どのように進めていけばいいかを解説します。

光回線を無線LAN化する手順をご紹介!

実際に無線LANを使用するにあたって、用意するものや設定などをご紹介していきます。

光回線を無線LAN化する手順①:無線LANルーターを購入する

現在使用しているルーターに無線LAN機能がついていない場合は、無線LANルーターを購入しないとなりません。

すでに使用しているルーターに無線LANが付いている場合は、かなり古いものでなければそれを利用することも可能です。

古すぎる場合は、規格が古く速度が十分に出ない場合があります。

パソコンに無線機能が搭載されていない場合は、無線(Wi-Fi)子機も購入しておきましょう。

光回線を無線LAN化する手順②:ONUと無線LANルーターを接続する

ONUとは、光回線終端装置(見た目は黒くて四角いものが多い)のことです。

これに購入した無線LANルーターを接続します。接続する方法はそんなに難しくありませんので、すぐに終わるでしょう。

ONUにはLANと書かれた所にケーブルを挿入し、無線ルーターにはWAN(インターネット回線)と書かれた所に挿入します。

光回線を無線LAN化する手順③:無線LANルーターの設置場所を考える

無線(Wi-Fi)で通信する環境上、できるだけ障害物がなく、1m位の高さに無線LANルーターを設置するのが好ましいです。

1m位の高さというのは、無線電波が円径状に放射されることが理由です。

極端に高い所や低いところに設置すると、無線電波能力が下がる可能性があります。

光回線を無線LAN化する手順④:無線LANルーターの電源を入れる

最近の機種は、電源がついていないものも増えてきています。この場合コンセントを差し込むだけで起動します。

起動しすべてのランプがつくまで待ちましょう(機種により違いますので説明書を参考にしてください)。

光回線を無線LAN化する手順⑤:デバイスから無線LANに接続する

パソコンを例にして、一般的な接続方法などを説明していきます。

  • パソコン右下にインターネットアクセスアイコンがあります。
  • これをクリックすると、自分が設置した無線LANルーターの機種に記載されているSSIDが表示されます。
  • ブランクになっているところに機種や説明書に記載されている暗号キーを入力し、「次へ」ボタンを押します
  • 接続されているかチェックし、インターネットにつながるか確認してみましょう

無線LANの周波数による違い

2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している無線LANルーターと、両方に対応している子機の組み合わせであれば、どちらのヘルツ帯も利用できます。

2.4GHz帯は広範囲の周波数で障害物にも強いですが、他の電子機器(電子レンジなど)の周波数と同じですので電波干渉が起きやすくなります。

5GHz帯は専用の周波数なので電波干渉は減少しますが、障害物などに弱く狭い範囲の周波数となります。

どちらがお使いになる環境に適しているか、試しながら使用するのがいいでしょう。

無線LAN使用時の注意点

有線LAN接続の時よりも、無線LAN接続の方がセキュリティーが低くなる傾向があります。

これは、電波が家の外にまで広がっていることから、さまざまな脅威にさらされる可能性が高いからです。

無線LANに変更した際には、ウィルスソフトなどもこれに対応できるものに変更した方がいいでしょう。

まとめ:光回線を無線LANで使えるようにするには?

いかがでしたか?今回の内容をまとめると以下の通りです。

光回線を無線LAN化する手順を教えてください
  1. 無線LANルーターを購入する
  2. ONUと無線LANルーターを接続する
  3. 無線LANルーターの設置場所を考える
  4. 無線LANルーターの電源を入れる
  5. デバイスから無線LANに接続する
無線LANに2.4GHzや5GHzといった表記がありますが、これはなんですか?
無線LANには2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があり、どちらも一長一短の特性がある。

  • 2.4GHz帯…広範囲の周波数で障害物にも強いが電波干渉に弱い
  • 5GHz帯…専用の周波数なので電波干渉には強いが、障害物などに弱く照射範囲が狭くなりやすい

どちらか自宅の環境に合ったものを選択するのがおすすめ。

無線LANの使用時の注意点はありますか?
無線LANは家の外まで電波が照射されてしまうので、有線LANに比べてセキュリティーが低くなる傾向にある。

無線LAN対応のウイルス対策ソフトを入れるなどして対策しておくと安心。

今回は、お使いのパソコンなどを有線LANから無線LAN(Wi-Fi)仕様にする場合に、準備するものや手順などを解説しました。

実は簡単にできることがお分かりいただけたかと思います。皆さんのネット環境がさらに良くなるといいですね。