水道が出ないのはなぜ?原因と対処法

水道が出ないのはなぜ?原因と対処法

  • 投稿カテゴリー:水道

現代人の生活において欠かせない水道。
蛇口をひねればいつでも水が出てくるのが当たり前となっています。

これだけ私たちの生活に溶け込んだ水道ですから、いきなり水が出なくなったりしたら、誰もが困ってしまうでしょう。
とはいえ、突然水道が出なくなるという可能性も、全くゼロではありません。

当記事では、いつ起こるかわからない水道が出ないといった事態に落ち着いて対応できるように、原因と対処法をまとめています。
万が一の時にはぜひお役立てください。

引越し直後に水道の水が出ない原因は?

引越しをしていよいよ新生活という時に、水道の水が出ないといった残念な出来事も少なくはありません。

引越したばかりで水が出ないケースにおいては、止水栓が開いていなかったという原因が意外と多く見られます。

水が出ないと思ったら、まず屋外にあるメーターボックスをチェックしてみてください。
メーターが稼働しているのに水が出ない場合は、止水栓が閉まっている可能性が高いでしょう。

止水栓は、だいたいメーターボックスの横にありますので、開栓してみましょう。

止水栓は開いているのに水が出ないという場合は、水道局への手続きができていないことも考えられます。

水道料金の滞納が原因

水道はライフラインでもありますから、1ヶ月程度の滞納で止まることはありません。
しかし、何ヶ月も水道料金を滞納してしまうと、給水停止されて水道が出ないという結末になってしまいます。

このように水道料金の滞納が原因で水道が出なくなったら、すぐに水道局に問い合わせをしましょう。
そして、滞納料金を速やかに支払う必要があります。

水道料金が滞納されてから止まるまでの具体的な期限や対処法が知りたい方は、下記をご覧になってください。

水道管の劣化や断水が原因

止水栓も開いていて、もちろん滞納もしていないのに水道が出ないとなったら、近所の人に尋ねてみましょう。
場合によっては、断水のお知らせが届いているのを見逃していることもあります。

近隣も断水の場合は?

近所の人も断水の情報を知らない上に、近隣でも断水しているという場合もあります。
このケースでは、すぐに水道局に問い合わせる必要があります。
緊急での水道管工事などが行われている可能性もあるためです。

水道管が破損している可能性も?

築年数が経過している家に暮らしている場合は、鋼管が水道管に使われていることが多くあります。
この場合、経年劣化による水道管の破損も考えられます。

また、新しい家では樹脂で作られた水道管が主流となっているため、鋼管のような経年劣化はありません。

しかし、樹脂素材は熱に弱いというデメリットもあり、熱湯や熱い油を多量に流したことで、管のつなぎ目が劣化することも無いとは言い切れません。

こういった劣化の可能性が考えられるときは、すぐに止水栓を閉めて水回りの業者に連絡をしましょう。

凍結で水道が出ない場合もある

冬季にかなり寒くなる地域では、水道が出ない原因が凍結といったことも考えられます。
この場合は、気温が上がるのを待つと自然と水が出るようになります。

水道が出なくても慌てずに対処しよう

水道が出ないと慌ててしまいますが、凍結の場合にすぐに水を出そうと水道管に熱湯をかけるのはご法度です。
凍った水道の温度を急激にあげてしまうと、水道管の破裂を引き起こす可能性があるためです。

それでも、できるだけ早く水道を復旧させたいものですよね。
その場合は、カイロやドライヤーの温風を当てて、少しずつ溶かすようにしましょう。

水道が出ないときの対処法は?

原因によって水道が出ない時の対処法は様々ですが、まずは水道メーターと止水栓をチェックすることが先決です。
その上で、水道局か水回り業者に連絡をしましょう。

どちらに連絡をするかは、水道が出ない原因によって異なります。

【水道局】

  • 引越し直後
  • 水道料金滞納
  • 断水

【水回り業者】

  • 水道管の劣化
  • 水道管の破裂

まとめ:水道が出ないのはなぜ?原因と対処法

いかがでしたか?今回の内容をまとめると、以下の通りです。

引越し直後に水道が出ないのはなぜ?
止水栓が開いていない、水道料金を滞納している、水道管の劣化や断水、凍結など
水道が出ないときの対処法は?
まずは水道メーターと止水栓を確認し、そのうえで水道局か水回り業者に連絡

私たち日本人にとって、水道はあまりにも日常に溶け込んでおり、水が出るのは当たり前となっています。

しかし、24時間いつでも水が供給されているこの環境は、実は当たり前のことではないのです。
突然、水道が出ないということも十分に起こり得ることを心において、水を大切に使っていきたいですね。

もしも、水が出なくなったとしても慌てることなく、考えられる原因をチェックした上でプロに依頼しましょう。