空室を防ぐ対策にリフォーム・リノベーション工事を考えてる方は多いでしょう。
しかし、リフォームと一口に言っても「2DKを1LDKにする」「セキュリティ対策を強化する」など様々です。
限られた予算で最大限に空室対策の効果を得るためには、どのようなリフォームを行えばいいのでしょうか?
そこでこのページでは、どのようなリフォーム工事を行えば空室を防げるのか解説します。
リフォームポイントもご紹介しますので、リフォームをご検討中の方は参考にしてみてください。
空室対策にリフォームは有効?
当然のことながら、毎日生活する空間は新しく綺麗で清潔な部屋が好まれます。
リフォームを行えば入居者を取り込みやすくなり、空室対策に繋がることは間違いありません。
リフォームと言うと大掛かりな工事をイメージされる方も多いと思いますが、「壁紙のみ張り替える」「浴槽を最新式のものにする」など、一箇所だけの小規模なリフォームも存在します。
限られた予算で出来るだけ多くの空室対策効果を得たいのであれば、入居者のターゲットに合わせたリフォームがおすすめです。
例えば以下のような事例が想定されます。
- ターゲットを女性にしぼっている物件は、女性目線の設計・内容・セキュリティを重視
- 若年層をターゲットにしている物件は、インターネット環境を完備
住みやすい部屋についてリサーチしてから、リフォームするのもいいかもしれません。
需要がある部屋なら、入居者はすぐに見つかるでしょう。
空室対策にリフォームをすると賃料もUP?
お部屋選びにおいて、築年数は大切です。年数が高ければ空室・賃料下落になります。
物件の場所によりますが、平均賃料下落率は「年約0.8%」。
しかし、物件の付加価値をつければ賃料UPにつながります。
つまり、リフォームは空室対策だけでなく賃料アップにもつながるのです。
賃料UPのリフォーム内容例
リフォーム前 | リフォーム後 | |
例1 | ユニットバス | バス・トイレ別 |
例2 | 外置洗濯機 | 室内置洗濯機 |
例3 | インターホン | インターホン
(モニター付) |
高い工事金額をかけることなく少し工夫すれば、部屋の付加価値をつけられます。
高い材料を使う点も付加価値と言えますが、部屋の統一感を重視する点もポイント。内装の見栄えや機能を向上させ、物件の価値を上げましょう。
空室対策のリフォームはセキュリティ&インターネットを重視
空室を防ぐ上で重視したいところは、「セキュリティ&インターネット環境」。
セキュリティ面の対策としては、オートロック機能・防犯カメラ・センサーライトを備え付けるなどです。
セキュリティ重視の入居者は多いため、防犯面を強化することができれば空室対策となります。
そして、インターネット環境も非常に重要です。インターネット社会の今はネット環境が悪い部屋を選ぶ人は少ないからです。
特に近年は「テレワーク」をする人が増えているため、よりネット環境が重視される傾向にあります。
ADSL などの古い回線を利用している物件であれば光回線に変えるなど、快適なネット環境を提供できれば入居者も増えていくでしょう。
空室対策リフォームに重要なIOT設備とは?
インターネット技術が進み、様々なものがネット経由で通信可能になりました。それに伴って、「IOT」「IOT設備」という言葉が浸透してきています。
今後普及していくと考えられるIOT物件とは、どういったものなのでしょうか?
IOT物件はスマートロックなどが備わった物件のこと
IOTはInternet of Thingsの略。「インターネット経由で動作可能なもの」という意味になります。
例えば、スマートフォンを使い鍵の開閉可能な「スマートロック」。
IOT家電に指示が可能な「AIスピーカー」などがこれに該当します。
その他にも、ペットの様子を見守るための室内カメラなどもIoT設備の1つです。
このような IoT 設備が備わった物件のことを IoT 物件と呼び、その便利さから近年空室対策のトレンドとなっています。
IoT 設備の内容によっては上記の「セキュリティ」にも関わってくるので、セキュリティ対策の一環として IoT 化を進めていくのもおすすめです。
まとめ:空室対策にリフォームは効果的?
いかがでしたか?今回内容をまとめると以下の通りです。
空室対策にリフォームは効果的ですか? |
効果的だが、正しい方向性のリフォームをしないと対費用効果が悪くなってしまう場合がある |
空室対策のリフォームはどういった方向性で考えれば良いでしょうか? |
例えばターゲットを女性にしぼっている物件は女性目線の設計・内容・セキュリティを重視するなど、入居者に合わせたリフォーム内容にするべき |
空室対策にリフォームをすると賃料もUPできますか? |
物件の付加価値をつければ賃料UPは可能 |
空室対策では何を重視するべきですか? |
最も重視するべきはインターネット環境とセキュリティの強化。さらにIoT化を進めるとなお良い |
付加価値を高めると人の目に留まりやすくなり、空室を防ぐだけでなく賃料アップにもつながります。
基本的にはセキュリティとインターネットの強化を重視していき、さらに入居者のターゲット層に合わせてリフォームできるとより良い空室対策につながるでしょう。